ゆず

全国の柚子生産地として上位を占めるのが高知県・徳島県・愛媛県です。
中でも高知県では全国シェアの4割を占めており、日本一の柚子生産地として知られています。
そんな高知県では、柚子は家庭の味として定番の食材です。
果汁は果実酢として、皮は薬味として親しまれています。
果汁を搾って柚子酢が作られるのですが、マーマレードなどの加工品もたくさん作られています。

他の柑橘類と違って温暖な海岸地帯よりも少し内陸に入った山間部に産地が集中しているのが柚子です。
昼と夜の温度差が激しい山間部の気候の方が育ちやすいみたいですね。
山の斜面にある広大で日当たり抜群の柚子畑は、黄金色の果実がたわわに実る頃、美しい光景が広がります。
意外なことに柚子の枝には太くて鋭いトゲがあり、収穫時にこのトゲで傷付くと傷みやすくなるので注意して収穫しなければいけません。

柚子には接ぎ木と実生とがあります。
桃栗三年柿八年と言われますが、種から育てる実生の柚子の場合は収穫できるまでに早くて10年、遅ければ18年もかかると言われます。
実生は寿命が長く100年ものの古木からでも安定して収穫できます。
反対に接ぎ木の柚子を収穫するまでには数年を要するだけですが、その代わり20〜30年で生産が乏しくなってきます。

生果としてはもちろん、柚子を用いた加工品も多く親しまれています。
ゆず酢やゆずジュース、柚子ドレッシング、ゆず味噌、ゆずの佃煮など、商品もバラエティーに富んでいますので、いろいろ試してみるのもいいかも知れませんね。